今日の日経平均は、32648円で寄り付き、340円程度高い水準でスタートしました。
その後、直近の植田日銀総裁の発言から、今週末の金融政策決定会合で緩和政策の現状維持が濃厚との観測が広がったことをうけて、ドル円相場は急速に円安方向に振れ、これが株式市場で輸出株中心に追い風となり、12時30分に32793円まで値を上げ、一時上げ幅は500円程度に迫りました。
そこから高値圏でもみ合いとなり、大引けは+396円の32700円となり、日経平均は、反発して終了しました。
ただ、売買代金は2.9兆円台で、3兆円の大台には届かずでした。
TOPIXは一足早く直近の戻り高値を抜けてくる
今日の日経平均は32700円で引けたので、5日線(今日の時点で32577円)を再び回復してきました。
ただ、25日線(今日の時点で32837円)までは届かずで、7/19の戻り高値32896円は超えられませんでした。
一方でTOPIXは2281.18で引け、25日線(今日の時点で2272.48)を回復しました。
また、日中高値は2285.89まであったので、7/20の戻り高値2282.16は超えてきました。
日経平均が25日線まで届かず、直近の戻り高値をまだ抜けられないのに対して、TOPIXは25日線を回復し、直近の戻り高値を抜けてきているので、明日以降、日経平均もTOPIXの動きに追いついてこれるのか、注目されます。
なお、日経平均は明後日までに、7/19の戻り高値の終値(32896円)を超えられないと、7/14に上向きに転換してきた5日線が再び下向きに転換するので、戻り基調を持続するためには比較的早期に7/19の戻り高値水準を抜けてくる必要があると考えます。