前日の米株式市場では、NYダウが66ドル安と続落。
米長期金利の上昇が警戒され、ハイテク株なども軟調に推移しました。
これを受けて今日の日経平均は、32019円で寄り付き、140円程度安い水準でスタート。
9時8分に31934円まで下げて、一時32000円台割れとなりました。
ただ、売り一巡後は値頃感からの買いが流入し、9時58分に32294円まで上昇。
その後、今晩に米雇用統計が発表されることから、後場にかけては様子見姿勢も強まり、大引けは+33円の32192円で終了。
日経平均は小幅反発となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.7兆円台でした。
底入れとなるためには比較的早めに大きく切り返してくる必要がある
今日は寄りはマドを空けて下げましたが、反発となったので、三空での下げは示現しませんでした。
三空での下げはなかなか示現せず、2日連続でマドを空けて下げても、3日目にマド空けとはならないというケースはよくあるのですが、今回もそのパターンとなりました。
とりあえず今日は反発となりましたが、上げ方が小幅なので、これで底を入れたとはまだ言えません。
5日線(今日の時点で32741円)および25日線(今日の時点で32704円)よりもまだ下に位置しているので、底入れとなるためには、少なくとも5日線は超えてくる必要があります。
また、比較的早めに大きく切り返してくる必要もあります。
とりあえず、一旦下げが止まったものの、ここから早期に大きく反発できずにもみ合うような感じになると、再び下値を試す方向に動いてくる可能性があるので、比較的早い段階で切り返しに転じてこれるかどうかというところが、目先の焦点となります。
なお、現時点における下げは、33772(6/19)からの調整の最終局面になると思われるので、調整後の安値をつけた後は、再び上げトレンドに回帰して、33772(6/19)の高値抜けを目指す展開になるとみております。