前日の米国株市場では、8月の米消費者物価指数が事前の想定内の結果だったことを受け、FRBの金融引き締めに対する過度な懸念が後退し、ハイテク株に買いが入りました。
これを受けて今日の日経平均は、32925円で寄り付き、200円以上高く始まりました。
9時19分に一旦、32851円まで押した後は、半導体などハイテク主力株中心に商いを伴って上昇する銘柄が多く、14時32分に33244円まで上昇しました。
大引けは+461円の33168円で終了。
日経平均は大きく反発となりました。
売買代金は3.9兆円台でした。
TOPIXは年初来高値を更新
今日の日経平均は33244円まで上げ、33322(9/7)の戻り高値に接近しました。
一方、TOPIXは2410.66まで上げ、9/7の戻り高値に2397.33を超えてきたので、年初来高値を更新する形になりました。
今日の動きにより、9/7からの調整は9/11で終了し、再度上げトレンドに回帰する動きとなりました。
なお、今日の時点で、日経平均は9/7の戻り高値をまだ抜けてきていません。
ここから、TOPIXの後を追う形で、33322(9/7)を目指す展開になってくると思われますが、まずは33322(9/7)の戻り高値抜けを目指し、その後は、33488(8/1)抜けを目指す形となり、それを超えて、やっと年初来高値の33772(6/19)に挑戦できる形になります。
なお、33772(6/19)で高値をつけてからもうすぐ3か月が経過します。
高値を抜けない期間が長く続くと、徐々に天井打ちとなる気配が強くなってくるので、上げトレンドが継続するためには、再度上げトレンドに回帰したと思われるこのタイミングで、年初来高値を更新してくる必要があると考えます。