前日の米国株市場では、主要株価指数が揃って上昇。
これを受けて今日の日経平均は、33453円で寄り付き、60円程度高い水準でスタートしました。
ただ、9時4分に33460円で高値をつけたあとは伸び悩む展開に。
1ドル147円台前半まで急速に円高が進んだことも自動車株中心に嫌気され、10時21分に33254円まで値を下げて、一時は130円程度マイナスとなる場面もありました。
ただ、その後は下げ幅を縮めて、大引けは▲33円の33354円で終了。
日経平均は小幅続落でした。
売買代金は3.5兆円台でした。
ドル円は円高方向への動きがやや明確になってきているが……
昨日のNY株は高かったのですが、日経平均はそれに連動できず、続落しました。
今日もドル円は円高方向に振れて147円台まで下落したので、それがやや足を引っ張っているのかもしれません。
ただ、NY株は戻り基調にあるので、続落となったものの、下げ幅はわずかで、これが高値に向かう途中で一服しているのか、あるいは、下げに向かい始めている初期段階の動きなのか、まだ方向性ははっきりしていません。
日経平均が調整する方向に動く場合は、ドル円が円高方向に振れて、NY株も下方向に振れる場合だと思います。
この点、ドル円は円高方向に振れる動きがやや明確になってきているのですが、NY株については下方向に振れる気配はまだ見えていません。
NY株が更に上に向かえば、日経平均もさすがに反発するのではないかと思うのですが、もうしばらく方向性を見ていく必要があるかと考えています。