前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちで終了。
これを受けて今日の日経平均は、36415円で寄り付き、100円程度安い水準でスタート。
9時6分に36471円で日中高値をつけた後、国内長期金利が上昇傾向となり、外国為替市場でも円高方向に振れたことを嫌気して、下げ幅を拡大。
12時50分に36104円まで値を下げ、一時下げ幅は400円を超えました。
その後は下げ渋る動きとなり、大引けは▲291円の36226円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は4.3兆円台でした。
ドル円は現時点で5日線を割り込んでいる
昨日、日経平均は36984円の高値をつけ、37000円台にあとわずかに迫ったのですが、そこから下落に転じて、今日も下落となり、続落となっています。
昨日、日経平均の日足は上髭ありの小陰線となっているので、上げ一服感が出ています。
ただ、5日線は今日の時点で36144円なので、依然として日足は5日線よりも上に位置しています。
また、今日の安値は36104円まであったので、1/19~22にかけて空けたマド(36076~36225円)を埋めてきたという見方もできます。
日経平均は昨日、今日と下落となりましたが、米国株市場は依然として高値圏にあり、下げに転じる兆しは今のところまだ見えていません。
なので、現時点で変調が見えるという感じにはなっていません。
唯一、株の上げ歩調と連動して上げてきたドル円は現時点で5日線を割れてきています。
今のところは、ドル円に戻り歩調が止まる兆しが出るか、というあたりがやや気になる点にはなるので、ドル円のこの動きが継続するのか、また、他の指標にも変調の兆しが出てこないかなどという点を引き続き注視していく局面になるかと思います。