前日の米国株市場では、ハイテク株比率の高いナスダックは高かったものの、NYダウは終始軟調に推移しました。
これを受けて今日の日経平均は、39189円で寄り付き、50円程度安い水準でスタート。
9時6分に39283円まで上げて、一時はプラス圏に浮上したものの、そこから売りに押されて、10時13分に39075円まで下落。
その後は下げ渋る展開となり、大引けは▲31円の39208円で終了。
日経平均は4日ぶりに小幅下落となりました。
売買代金は4.7兆円台でした。
けっこういい水準まで上げてきているのは事実だが、ただ、今のところはまだ変調の兆しは見られない
本日、日経平均は下落となりましたが、騰落銘柄数は、値上がりが906銘柄に対して、値下がりは698銘柄で、値上がり銘柄が優勢でした。
日経平均は昨日付けた39426円が高値で、株価は依然として高値圏に位置しています。
2月2日から5日線は上昇基調を維持しているので、同線(今日の時点で39008円)を割り込まなければ再度高値を抜けてくると思われます。
なお、今回の上昇の起点は、10/4の30487円になるのですが、そこから約9000円上昇し、上げの期間としてももう少しで5か月になります。
10/4の30487円からの上昇の波形をみても5つの波動は確認できるので、現時点ではその上昇波動の中の最後の上げをやっている局面ではないかと思われます。
これらの点から見ますと、さすがにそろそろという感じもするのですが、今のところは、当面の高値をつけたとみられるような変調の兆しはまだ見えません。
このため、更に上値を追う可能性もあります。
しかしその一方で、けっこういい水準まで上げてきているのは事実なので、現時点では変化の兆しがどこで出てくるのかを注視しているという状況にあります。