今日の日経平均は、前日のNY市場の上昇をうけて35272円で寄り付き、400円以上高く始まりました。
9時9分に35671円まで上げ、一時上げ幅は800円を超えましたが、その後は売りに押される展開に。
14時4分に34445円まで下げて、今度は一転して400円弱の下落となりました。
そこから引けにかけて戻して、大引けは+193円の35025円。
日経平均は反発となりました。
売買代金は6.3兆円台でした。
8/5の安値31156円からリバウンドの局面が続く
日経平均は、42426(7/11)から31156(8/5)まで、17日(両端入れ)で、値幅で11270円の下落、下落率は▲26.5%となっています。
31156(8/5)から切り返す動きになっており、8/7に35849円まで戻し、8/2~5にかけて空けたマド(35301~35880円)はほぼ埋める形になっています。
その後は昨日下げて、今日は戻すという動きなっています。
なお、8/7から5日線は上回る動きになっていますが、5日線は今日の時点で34215円で、まだ下向きの動きが続いています。
ただ、週明けの火曜日の引け値が、急落した8/5の引け値(31458円)よりも上になれば5日線は上向きに転じるので、週明けには同線が上向きに転じる見込みです。
さて、ここからどう動くかという事なのですが、考え方としては以下2通りの見方になるかと思われます。
①8/5の下げがセリングクライマックスで、当面の安値をつけた。ので、以降は戻り相場がしばらく続く
②8/5の下げが一番底で、下げ過ぎの反動の短期的な反発を終えた後、二番底をつけにくる
コロナショックの時は、二番底があると思っていたのですが、結果として二番底をつける動きにはならなかったので、上記①のパターンもあると思われます。
ただ、今回のケースは、米国株がそれほど下げない中で、日本株が突出して下げるという展開になっているので、米国株の波乱がまだ続くようであれば、米国株の下げに連動して日本株も再び売られて、二番底をつける②のパターンもあるのではないかと考えています。(現状では、②のパターンをメインで想定しています)
なお、①と②のパターンの見分けとしては、31156(8/5)からの戻りがどの程度続くのかが一つの判断材料になると思っています。
31156(8/5)からの戻りがそれほど続かないようであれば、それは42426(7/11)からの調整過程のリバウンドの動きになると思います。
一方で、31156(8/5)からの戻りがそれなりに続くようであれば、31156(8/5)で当面の安値をつけたとする見方が強くなってきます。
42426(7/11)から31156(8/5)までの下落期間は17日(両端入れ)なので、たとえばそれ以上の期間戻りを入れるということになると、42426(7/11)からの調整局面は終了し、次のステージに移行しているという見方が強くなってきます。