今日の日経平均は▲21円の17425円と反落。
売買代金は、前日よりも減少して2.3兆円台でした。
本日は17360円で寄り付き、前日よりも80円程度安い水準でスタートしました。
そこから一度17420円程度まで戻した後、下げに転じ、10時22分には17327円まで売られる場面がありました。
しかし、その後は引けにかけて下げ幅を縮める動きとなり、引けは21円安と小幅に安い水準で取引を終えました。
米国大統領選挙をあと1週間ぐらいに控えたタイミングで、選挙戦を優位に進めていたクリントン氏にアゲインストとなるメール問題が再度浮上してきた事で、それを嫌気した動きが今日は見られるかとも思ったのですが、今日の東京市場ではそのような動きはあまり見られませんでした。
地合いが弱い時であれば、がくっと来てもおかしくないのですが、そうはならないという事は相場の地合いが強いという事かと思います。
ナスダックにやや軟化する兆しが見られるところは気になるところ
ここにきて外国人の買い越しが3週連続となっています。
また、売買代金は今日は2.3兆円台まで回復しており、下げそうで下げないという動きがここのところ続いています。
ここまでの動きを見る限りでは、地合いとしては強いという事になるのですが、
例えば外国人の買い越しを動きを見ても、昨年の10月第4週から11月の第3週にかけて5週連続で買い越した後、日経平均は12/1に20012円の戻り高値をつけ、そこから今年の2/12にかけて14865円の安値をつけるところまで急落するというような動きとなっているので、
この動きだけを見て、外国人が強気に転じたとは言えないと思います。
また、NY市場の動きでも、NYダウがやや軟調な動きの中、高値圏で堅調な値動きとなっていたナスダックに、ここにきてやや軟化する兆しが見られます。
先週は金曜日にかけて4日続落となり、75日線(5220)を引け値(5190)ベースで久しぶりに割り込む動きとなっています。
一目均衡表で見た場合も、遅行線は陰転入りとなっている他、雲の下限(先週金曜日の段階で5172)にも接近してきています。
チャートで見ると、直前につけた安値は5169(10/13)になるので、この水準を割り込まずに反転しうるのか、という点が目先的な焦点となると思います。
なお、日本株に与える影響度合いが大きいのは、NYダウよりもナスダックになると思うので、上述したような雲の下限(先週金曜日の段階で5172)や直前につけた安値(5169)を維持できるのかという点については、一応注視しておいた方が良いのではないかと考えております。