今日の日経平均は▲5円の17171円と小幅に反落。
売買代金は、前日よりも減少して1.7兆円台でした。
昨日のNY市場は大幅に反発。
それを受けて本日は17242円と高く始まったのですが、その後は今晩の米国大統領選挙を控えて様子見気分が広がり、やや頭を抑えられる展開となりました。
日中の高値も寄り後の9時5分につけた17247円まであり、昨日の日中高値17186円を超える場面もあったのですが、その勢いは続かず、最終的には小幅安でのクローズとなりました。
売買代金も2兆円割れの1.7兆円台と、商いは盛り上がらずでした。
米国大統領選挙の結果は明日の午後にも大勢は判明すると言われているのですが、それを目前に控えて、ここから市場はどう動いてくるのでしょうか。
明日の米国大統領選挙の結果発表を受けて、マーケットがどう動いてくるのか
ここまで日経平均は14864(6/24)の安値から17473(11/1)まで、4ヶ月弱の期間で2609円上昇してきています。
この上昇が上げの波動に転換しての上昇である場合は、直近で17473(11/1)から16801(11/4)まで672円下落してきているので、このミニ調整を経て、それほど期間を空けずにここから17473(11/1)の高値を抜けてくると思います。
17473(11/1)の高値を明確に抜けてくれば、次の重要な節目である17613(4/25)まであとわずかとなり、それも超えてくる可能性が高くなります。
なお、17613(4/25)を超えてくると、8/12の記事「日経平均がダブルボトム完成で上げ基調に転換するためには、17613(4/25)を抜けてくる必要がある」で書いたように、14865(2/12)と14864(6/24)でダブルボトム完成となるので、上げの波動に転換しての上昇という見方がより強まります。
一方で、この上昇が調整過程の戻りとしての上昇である場合は、16801(11/4)から戻してきても17473(11/1)は明確には超えられず、再度16801(11/4)割れを目指す動きになると思います。
よって、ここからの戻りで、17473(11/1)を明確に超えてくる事ができるか否か、という点が目先的なポイントになると考えます。
現状の市場の見方としては、クリントン氏が勝利すれば不透明要因がなくなるので、株は上昇という見方が多いような気がするのですが、上げたとしてもその持続性があるのかどうかという点についてはやや疑問、というのが当方の見方になります。
さあ、明日の結果発表を受けてマーケットはどう動いてくるのでしょうか。注目です。