今日の日経平均は、まさかのトランプショクで▲919円の16251円と急落。
売買代金は、前日よりも大幅に増加して3.9兆円台でした。
本日は17281円と、前日よりも100円程度高い水準で寄り付いた後、10時1分には17427円の高値をつけ、11/1につけた17473円の戻り高値に近いところまで上昇する場面もありました。
しかし、そこからは下げる展開となり、トランプ氏優勢の見方が強まるにつれて、下げのピッチが拡大。
14時9分には前日よりも1000円以上安い、16111円まで下落しました。
その後はやや下げを縮める動きとなったのですが、たいして戻る事はできず、結局900円以上下げて取引を終えました。
今日は日中高値が17427円に対して、同安値が16111円だったので、日中値幅は1316円でした。
ブレグジット時の日経平均の日中値幅は1525円だったので、今日のマーケットはその時以来の大変動でした。
トランプ大統領は短期的にはマイナスだが、中期的な視点ではプラスに働いてくるのではないか
今日のマーケットの動き方はブレグジットの時と同じような感じでした。
ブレグジットの際は、6/24の記事「まさかのブレグジットで、日経平均は歴代9位の下落率を記録し、大暴落!!」でも書いたように、社内でデスクワークをしていたのでデイトレをしました。
しかしながら今日は日中外出をしており、お客さんと終始一緒だったので、スマホをちらちら見ながらトレードをするわけにもいかず、トレードチャンスを逃しました。
まあ、サラリーマンなので、これはしょうがないかと。
しかし、まさかのトランプ勝利でした。
ブレグジットの時に続き、事前の世論調査とは異なる結果となりました。
トランクショックで、日経平均は16111円まで下げ、終値は16251円で引けたので、10/5以降維持してきた200日線(今日の段階で16583円)を割り込んできました。
直近の高値である17473(11/1)から16111円までの下げ幅は1362円なので、14864(6/24)の安値から17473(11/1)までの上げ幅2609円に対する下落率は52.2%となりました。
今日の下げにより、直前の安値である16285(9/27)も割れているので、チャート的には14864(6/24)の安値から17473(11/1)までの戻りに亀裂が入った感じになっています。
ただ、夜間に入り日経平均先物は反発に転じており、一時16800円を回復する水準まで戻しています。
このまま戻り方向に入れば、本日生じたチャート上の亀裂もすぐに修復されることになるのですが、果たして今回の急落は一時的なものに終わるのでしょうか。
取りあえず今日の急落により、日経平均の5日線(16928円)とのかい離は▲4%程度となっているので、戻りを入れたとして5日線の水準を早期に回復できるのかどうかという点が、目先的な焦点になると思います。
ブレグジットの際は、急落のショックは1日で吸収し、翌日以降は戻り方向に入っていったのですが、今回の場合は果たしてどうなるでしょうか。
なお、トランプ大統領誕生により、今後アメリカは景気刺激策をとる方向に軸足を移してくると思われるので、中期的な視点ではプラスに働いてくるのではないかと思います。
よって、この先下げが広がるような局面があれば、買いを考えていくのも良いのではないかと考えています。