昨日のNY市場は、NYダウは▲0.93%、s&p500は▲1.45%、ナスダックは▲2.13%と、軒並み下げでした。(上記画像はs&p500の日足チャート)
ドル円も109円を割り込む水準まで下落。
これを受けたシカゴ市場の日経平均先物は、19350円程度まで落ちる展開となりました。
昨日のNY市場の下げで、s&p500とナスダックは75日線に近い所まで落ちてきました。
s&p500の昨日の引けは2438で、75日線は2430。
ナスダックの昨日の引けは6216で、75日線は6219となっています。
s&p500、ナスダック共に、昨年の11月の米国大統領選挙後からここまで、75日線を割れずに来ています。
ここで同水準を明確に割り込んでくると調整が長引く可能性も出てくるので、この辺りで踏みとどまれるのかが、目先の焦点となります。
昨日のNY市場は下げだったが、まだここまで続いてきた上げのトレンドが壊れる形にはなっていない
なお、昨日のNY安を受けて、シカゴ市場の日経平均先物は、19350円程度まで落ちる形となっています。
8/9の記事「日経平均はレンジを下抜けとなる。しかし、ここから更に下げたとしても19400~500円程度が下値ラインとなるのではないか」で書いたように、現状では19400~19500円程度が下値になるのではないかと考えているのですが、昨日の夜間の下げで早くも下値ラインに到達する動きになりました。
現状は、過剰反応で下げすぎの動きになっているようにも思われるのですが、NYの動きが落ち着いてこないと、更に下にぶれる可能性もあるのかもしれません。
なお、昨日のNY市場は下げでしたが、まだここまで続いてきた上げのトレンドが壊れる形にはなっていないと思います。
ただ、この近辺で踏みとどまる事ができないと、黄色信号が灯る可能性が出てきます。
よって、NY市場はここで踏みとどまることができるのか?
それとも昨日の流れを引き継いで下げる形が継続するのか?
今晩のNY市場の動向は、引き続き注目です。