前日のNY市場は大荒れで、NYダウは一時700ドル以上下げる場面があったのですが、引けにかけて下げ幅を縮小する動きとなり、最終的に79ドル安で終了しました。
これをうけて日経平均は、前日よりも140円程度高い21643円でスタート。
その後、9時4分に21734円まで上げましたが、そこからは戻り売りに押され伸び悩む展開となり、10時58分には21506円まで下落。
前日終値と並ぶ場面もありました。
しかし、そこからは再び戻る展開となり、+177円の21678円で終了。
日経平均は4日ぶりに反発となりました。
ただ、値上がり銘柄が1016に対して、値下がり銘柄が1028で、今日は日経平均は上昇となったものの、値上がり銘柄よりも値下がり銘柄の方が多い1日でした。
売買代金は前日よりも減少して2.5兆円台となりました。
昨日のNY市場は下ヒゲを残して反発となったが、まだ底を入れた形にはなっていないと見られる
昨日のNY市場が下げを縮める展開になり、日経平均も22698(12/3)から昨日の安値21307円まで、3日間で1391円下げていたので、とりあえず本日は反発する形となりました。
昨日のNY市場の日足は、やや長い下ヒゲありの小陽線となっているので、この点から見ると、目先、反発に転じてきているようにも見えます。
しかし、NYダウで見た場合、25980(12/3)の戻り高値からの下げが昨日の段階でまだ3日(両端入れ)しか経過していないので、昨日の段階で底を入れたとみるのはまだ早いように思われます。
よって、来週にかけて下値を試す動きはまだ継続すると考えます。
日経平均についても今日は反発となりましたが、NYダウと同様にまだ底を入れておらず、12/5の記事で書いたように、来週の半ば以降に底を入れる展開になると想定しています。
なお、その場合の下値の想定では、10/26につけた20971円の安値は割れてくるのではないかと見ています。
11/13の記事で、20971円の安値を割れた場合の次の下値メドは20000~20500円という見方を書いたのですが、場合によっては、20971円の安値を割れた所で底打ちとなる可能性もあると思います。(この場合の下値メドは20500~21000円)
どちらのパターンになるにせよ、来週以降、20971円の安値を割れた所で目先底入れとなる可能性が高くなるのではないかと現段階では想定しております。