前日の米国株が上昇。
為替も円安傾向で推移していたこともあり、朝方は幅広い業種で買いが先行。
日経平均は21474円で寄り付き、高寄りで始まりました。
そこから9時16分に21522円まで上昇し、上げ幅は一時200円を超えました。
しかし、その後は上値が重くなり、上海総合指数が1%を超す下げになると直近上昇銘柄に利益確定売りが出て伸び悩む展開に。
引けにかけて売られる動きとなり、▲3円の21287円で終了。
日経平均は日中の安値で引ける形になりました。
売買代金は前日並みの2.1兆円台。
値上がり銘柄783に対して、値下がり銘柄が1257で、値下がり銘柄の方が多い1日でした。
現在は日柄面での調整を入れている所になるのか
前日のNY市場で、s&p500とナスダックは、3月上旬につけた戻り高値を更新しました。
また為替も円安傾向にふれていたので、今日の東京市場は高いかと思っていたのですが、強かったのは朝方のみで、以降は値を消す動きとなりました。
上海指数が弱かったので、それに引っ張られて下げたという解釈が出ていましたが、日柄面での調整が不足しているため、下げたという見方もできるかと思います。
なお、現状、日柄面での調整は、21860(3/4)の戻り高値から今日で9日目(両端入れ)となっています。
昨年末につけた安値18948(12/26)から21860(3/4)の戻り高値まで、日柄でいうと43日(両端入れ)戻りが続いてきました。
今は、その調整を入れる動きにあるので、やはり3/8の記事で書いたように、少なくとも3週間程度は日柄面での調整を入れる必要があるのかと考えます。
3週間程度調整を入れる形になるとすると、来週あたりに目先の底を入れる形になるかと思います。
なお、現状、為替も底堅く、NY市場も堅調なので、調整を入れるとしても3/6の記事で書いたように、大きく下げて値幅面で調整を入れるという形ではなく、日柄面での調整を入れる形になるのかと考えます。