前日の米国株安や円高が嫌気され、朝方から幅広い業種で売りが先行。
日経平均は21336円で寄り付き、前日よりも130円程度下落してスタートしました。
決算発表の本格化を前に企業業績への警戒感も強まり、主力大型株に国内外の機関投資家からポジション調整の売りがでて、今日は一貫して売られる展開に。
大引け前の14時55分には20993円まで値を下げて、一時21000円の大台を割り込みました。
そのまま日中の安値圏で取引を終え、▲422円の21046円で引けるかたちになりました。
日経平均は大幅下落で、3日続落。
売買代金は2.1兆円台で、久しぶりに2兆円の大台を回復しましたが、下げた割にはそれほど商いは膨らまずでした。
今日は、値上がり銘柄が55に対して、値下がり銘柄が2075だったので、ほぼ全面安の1日でした。
今日の急落で、目先底入れか?
7/16の記事で、ここから値幅調整の動きになるとは考えにくいのではと書いたのですが、今日は422円安で大きく下げてきました。
今日は昨日に続いてマドを空けての下げとなった他、25日線、75日線も大きく割り込む動きとなったのですが、ここまで下げてくるのは正直、想定外でした。
ただ、ここでの下落は、22362(4/24)から20289(6/4)まで、2000円弱下げた時のような値幅調整の動きではなく、戻り過程の中で1000円程度下げる、ミニ調整の動きではないかと考えます。
本日発表になった7/12時点の金額ベースの裁定買い残は4203億円で、依然として5000億円割れで、今年最低の3963億円に近い水準にあります。
この水準からみても、ここから裁定解消売りがどんどん出て、大きく値を下げるとは考えにくいので、ここら辺りで下げが止まるのではないかと考えます。
なお、今年に入ってからの日経平均の推移を見ますと、前日よりも2%近く下落したのは以下の通り、5回あります。
①1/4:▲2.26%
②2/8::▲2.01%
③3/8::▲2.01%
④3/25:▲3.01%
⑤7/18(本日):▲1.97%
上記①~④のパターンでは、いずれも大きく下落した日が目先の底となり、その翌日以降反転する動きとなっています。
今回も今日の急落で、目先底入れとなるのではないかと考えます。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。