前日の米国株式市場では、米中協議が部分的な合意には至るとの期待が追い風となり、主要3指数が上昇。
これをうけた今日の東京株式市場は、朝方から買いが先行。
日経平均は21749円で寄り付き、200円近く高く始まりました。
9時2分に21658円まで値を落としたのですが、そこから切り返して14時13分に21820円まで上昇。
そのまま高値圏で取引を終え、+246円の21798円で終了。
日経平均は続伸となりました。
本日はオプションSQだったこともあって商いがやや増加して、売買代金は2.1兆円台で、2兆円の大台回復となりました。
NY株は、高値近辺に接近してきたら、その後の動向は注視していく必要がある
日経平均は10/3に436円下げて、その際、10/2~3にかけて21437~21725円でマドを空けて下げました。
しかし、本日は、それとは逆に21601~21658円にかけてマドを空けて上昇。
そして、日中高値は21820円まであったので、10/2~3にかけて空けたマドを埋めてきました。
日経平均は10/3に25日線を割れる形になったのですが、本日の上げで、6日ぶりに同線を回復するかたちになりました。
なお、ここまでの見方に関して、10/2の記事では先行き警戒かということを書きました。
その後、10/3に日経平均は436円以下げて急落となったのですが、そこからは下げそうで下げない底堅い動きになりました。
NY株も上げたと思えば下がる、下げたと思えば上がるという動きを繰り返していたので、10/9の記事で、急落警戒から再度高値チャレンジの可能性も、という方向に見方を変えました。
で、日経平均は昨日、今日と続伸となり、夜間市場に入ってから為替が円安方向に振れていることもあり、日経平均先物は一時22000円をつけるところまで上げてきています。
NYダウ先物も上げてきていることから、NY市場もこのままいくと上昇で、ここから7月につけた高値(s&p500は7/26につけた3027、NYダウは7/16につけた27398)を目指していきそうな感じもします。
なお、高値方向に向けて動く場合、暫くは問題ないと思います。
ただ、高値近辺に接近してきた場合、その後、どう動くのかは注視(※)していく必要があると考えております。
(※)高値近辺に接近し、そこから頭打ちになって下げに転じてくるようだと、その後急落が発生する可能性が高くなると想定しているため。