前日のNY市場は上昇で、シカゴの日経平均先物は23945円で終了していたので、今日も上げて始まるかと思いましたが、中国・湖北省での新型肺炎感染者数が急激に増加したことが警戒され、朝方から売りが先行。
日経平均は23849円で寄り付き、小幅安でスタートしました。
10時46分には23908円まで上げ、40円程度プラスになる場面もありましたが、上海総合指数が軟調に推移していること等が意識される中、売りに押される展開となり、14時34分に23784円まで下落。
その後、やや戻したものの、プラス圏までは戻せず、▲33円の23827円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが878銘柄に対して、値下がりが1190銘柄でした。
裁定取引残高は、今年の1月9日から再び売り超の状態に戻っている
昨日のNYが高かったので、今日は24000円乗せを目指す展開になるかと期待していたのですが、新型肺炎報道で再び売られる動きとなりました。
なお、為替が円高に振れていることもあり、夜間市場に入ってから日経平均先物は下落。
一時、23560円をつけるところまで下落しています。
なかなか相場にトレンドが発生せず、わかりづらい動きが続ていますが、現状は24000円の大きな壁を前にして不安定な動きが続いている状態にあると考えています。
が、いずれこの壁を抜けてくる局面が近いうちにあると考えておりますので、今は辛抱する局面かと思われます。
直近の裁定取引残高の動向をみますと、2月10日時点の株数ベースの裁定買い残が2.7億株に対して、売り残が3.7億株で、1億株程度の売り超となっています。
裁定取引残高は、売り残高よりも買い残高の方が多い状態が一般的なのですが、今は売り残高の方が多い、売り超過の状態になっています。
なお、この売り超の状態は、昨年6月12日~12月13日の間にも見られました。
今から振り返ってみると、この時は、一時的に下げる局面がありましたが、相場のトレンドを大きく崩すような下げにはならず、基本的には上げトレンドでした。
直近では今年の1月9日から再び売り超の状態に戻っているので、この時と同様、下げたとしても一時的なもので、基本的なトレンドは上昇トレンドで変わらないと見るのが適当ではないかと考えます。
※明日は、仕事関係で飲みがありますので、更新が飛ぶ予定です。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。