前日のNY市場は、経済指標の悪化が警戒感を生み、下落で取引を終えました。
これをうけて今日の日経平均は19991円で寄り付き、2万円を割り込んでスタートしました。
明日からGWの連休に入ることもあり、いったんポジションを閉じる手仕舞い売りが出た他、新型コロナウイルスの感染拡大を巡り中国に対する報復措置を検討する動きが米政権内に出ている、と報道されたことも嫌気され、今日は終始売りが優勢でした。
大引け前の14時45分に19551円まで下げ、一時下げ幅は600円を超えました。
最終的には▲574円の19619円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが324銘柄に対して、値下がりは1807銘柄でした。
連休明けも安いと、2番底をつけにいく展開に移行する可能性が強くなる
昨日の日中安値が20084円に対して、今日の同高値は20000円だったので、前日よりも80円程度マドを空けて下げる形になりました。
なお、その前日(4/30)は前々日(4/28)に対して200円程度マドを空けて上げる形になっています。
よって、チャート形状的にはアイランドリバーサルという形が示現したことになります。
アイランドリバーサルの示現は、相場トレンドの転換を示唆すると一般的には言われているのですが、昨年も8/27にこの形状が示現しました。
その時に書いた記事は以下になります。
この時は、今回とは逆に下値圏でアイランドリバーサルが示現しました。
その結果、8/27の日経平均の終値は20456円だったのですが、そこから上げトレンドに回帰して今年の1月17日につけた高値24115円まで、3600円程度上げる形になりました。
それに対して今回は、3月下旬につけた安値から戻る局面が1ヶ月以上継続してきたので、高値圏でアイランドリバーサルが示現したことになります。
なお、4/27の記事でも書いたように、3度目の戻りを入れたところで、3月下旬の安値から続いてきた戻り相場が終了する可能性もあると書いてきたのですが、昨日、日経平均は3度目の戻り高値を更新する動きとなりました。
そして、今日、トレンド転換を暗示するアイランドリバーサルが示現しました。
ここからすぐに切り返してくるようであれば問題ないのですが、GWの休みを挟んで来週以降も下落する動きが続くとなると、戻り相場が終了となり、2番底をつけにいく展開に移行する可能性が強くなってくると考えます。