FOMCの結果をうけて、前日の米国株市場は主要3指数が揃って上昇。
この流れを引き継ぎ、今日の日経平均は22489円で寄り付き、高く始まりました。
9時12分に22506円まで上げたものの、その後は、国内で新型コロナウイルスの感染者数が増加したことが嫌気され、徐々に値を消す展開に。
後場に入るとマイナス圏に入り、14時37分に22334円まで値を下げました。
そのまま安値圏で取引を終え、▲57円の22339円となりました。
日経平均は今日も下落で、5日続落。
売買代金は2.2兆円台でした。
前日に空けたマドを埋めきれずに、日経平均は今日も下げる
日経平均は前日、22584~22646円でマドを空けて下落し、約3週間ぶりに25日線の水準も割り込みました。
昨日のNY市場が高かったので、今日は25日線の水準を1日で回復し、上記マド空けの水準も埋めてくるかと思われたのですが、日中高値は22506円までだったので、マド埋めとはならず。
また、昨日に続いて25日線の水準も割り込む形となりました。
なお、本日は夜間市場に入ってから日経平均先物が売られており、一時22040円をつけるところまで下げています。
7/28の記事で、そろそろ保ち合いを放れる動きになってもおかしくないと書いたのですが、7/28~29に空けたマドを埋めることができずに本日下落となり、日経平均先物が売られる流れを引き継いで明日も下げるような展開になると、保ち合いは上ではなく、下に抜ける可能性が高くなってきます。
なお、ここから日経平均が下押す展開となり、22000円レベルを割り込む形になると、5/28から上向きに転換した200日線のトレンドが下向きに転換する可能性も出てきます。
200日線のトレンドは、日経平均は上向き基調を維持しているのですが、TOPIXについては一足早く、トレンドが7/9から下落に転じています。
それに続いて、日経平均の200日線も下落に転換すると、7/10の記事で書いたように全体相場は要警戒レベルに移行してきます。
よって、ここからどう動いてくるのか、要注目となります。