前日の米国株市場では、NYダウとS&P500は下落でしたが、ナスダックはハイテク優良株の上げが追い風となり、上昇となりました。
ただそれは材料にはならず、日経平均は23089円で寄り付き、小幅安でスタート。
その後、10時15分に23047円まで下落しましたが、8月の中国製造業購買担当者景気指数が53.1となり、2011年1月以来、約9年半ぶりの高水準となったことを受けて、11時6分に23206円まで上昇。
70円程度高くなる場面もありました。
しかしそこから見送りムードになり、▲1円の23138円で終了。
日経平均は小幅反落となりました。
売買代金は1.8兆円台で、再び2兆円割れとなりました。
更に上昇継続か、それともさすがにそろそろ一旦止まるか?
日経平均は8月半ば以降、23300円よりも上には行けず、やや伸び悩む動きが続いています。
それに対して、ナスダックの動きは堅調で、昨日も一時11829まで上げ、連日の高値更新となっています。
8/14の記事で、ナスダックの200日線との乖離は+20%超えで、約11年ぶりの高水準と書いたのですが、そこから上げが継続したことで、同線との乖離はさらに拡大。
昨日の時点で200日線(昨日の時点で9308.64)との乖離は26.5%まで拡がっています。
その前に同線との乖離が25%以上となったのは、2009年9月16日なので、約11年ぶりの高水準となります。
なお、2009年9月16日のピークは25.9%なので、今の水準はその時よりも上になっています。
これをみると、さすがにそろそろという感じもします。
しかし、今は勢いがついている状況にあるので、ここからさらに上値を追う展開になるかもしれません。
勢いがどこまで継続するのか見極めるのは難しいのですが、けっこう高い水準まで買い上げられてきているのは事実です。
従来から9月はやや注意が必要な月になるのではないかとみているので、場合によってはそろそろ動きが止まることになるかもしれません。
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