本日は手掛かり材料難のなか、終始売りが優勢な展開でした。
日経平均は34556円で寄り付き、170円程度安い水準でスタートした後、12時30分に34216円まで下落しました。
その後も戻りは鈍く、大引けは▲450円の34279円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は3.0兆円台で、今年最低水準を更新しました。
グロース250指数の暴落後の戻り率は、日経平均の同率を凌駕している
4月7日の記事で、
日経平均は暴落となったが、セリングクライマックスで底打ち接近か?
と書いたのですが、日経平均は4/7に30792円まで下げた後、4/18に34758円まで戻し、2週間程度で4000円程度引き戻す展開となっています。
日経平均は、4月に入って大きく下げる前の高値が3/26の38220円でした。
そこから7428円下げて、4/18の34758円までの戻りが3966円なので、戻り率は53.3%です。
それに対して、旧マザーズ指数である、グロース250指数は4月に入って大きく下げる前の高値が3/28の677.63でした。
その後の安値が4/7の531.72で、下げ幅は▲145.91。
そこからの戻り高値が本日の675.58で、戻り幅は+143.86なので、戻り率は98.5%となっています。
4/7の安値からの戻りをみると、グロース250指数は日経平均を大きく凌駕しています。
日経平均は昨年の7月に史上最高値をつけましたが、グロース250指数はそれに連動せずに昨年の8月に482.29まで下げて、コロナショックでつけた安値を更新しました。
しかし、今年に入ってからトランプ関税の影響もあり、内需型の企業が多くを占めるグロース250指数に資金が回ってきているような動きが感じられます。
グロース250指数が、昨年8月の安値482.29をつけて以降の戻り高値は2/13の693.92です。
本日、一時675.58をつけたので、当該戻り高値まであと一歩の水準まで回復してきています。
今年の2月6日の記事で、
しばらく出番がなかったグロース指数の巻き返しが期待できる局面に入るか
と書いたのですが、戻り高値を抜けてくれば、グロース250指数の戻り方向の動きがより鮮明になってくるのではないかと思われます。