今日の日経平均は+216円の19753円と5日ぶりに反発。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台でした。
北朝鮮リスクへの警戒感が後退したこともあり、昨日のNY市場は上昇。
ドル円も反発。
これをうけて、本日の日経平均は19689円で寄り付き、前日よりも150円程度高い水準でスタート。
その後の安値は9時3分の19656円で、10時39分には前日比300円近く高い19824円まで上げる場面もありました。
が、その後は高値圏で一進一退の動きとなり、引けにかけてやや押し戻され、+216円の19753円で引ける形となりました。
8/10から14にかけて、日経平均は19685~19598円で87円「マドを空けて下げる」という形になっています。
今日の上げでそのマドを埋めているのですが、その他に、今日はそれとは逆に19598~19656円で「マドを空けて上げる」という形になっています。
このチャート形状は、アイランドリバーサルという形状になります。
アイランドリバーサルとは、株価がマドを空けて下げ(もしくは上げ)、そして再度マドを空けて、今度はそれとは逆の方向に戻るチャートの形状で、トレンド転換を示唆するものとなる場合があります。
目先底入れで、少なくとも8/21~28までは戻りが続く形となるか?
例えば、2014年12月15~18日にかけてアイランドリバーサルの形状が発生しています。(以下記事ご参照)
戻り方向を見極めるところか(2014/12/18)
この時の日経平均の動き方は、次のような動きとなっています。
18030(12/8)の高値から16672(12/17)まで1358円下落。
その後17914(12/29)まで上げたのですが、18030(12/8)の高値までは届かず。
再度下落となり、年明けの16592(2015/1/16)まで下げる形となり、16672(12/17)を下に抜ける形に。
しかし、そこから反転し、2015年6月24日の20952円まで上げる、という動きとなっています。
この動き方を見ますと、アイランドリバーサルの発生は、短期的なトレンドの転換にはなっているものの、中期的なトレンド転換につながる動きとはなっていません。
その他でもアイランドリバーサルの形状が発生したケースをみてみると、似たような動きとなっているので、今回も明日以降、19598~19656円のマドを埋めずに上げる方向に動いた場合、暫くの間、戻り方向に動いてくるのではないかと思われます。
なお、過去のケースでは、アイランドリバーサル発生から5~10日程度はトレンドが続いているので、同様の動き方になると、8/21~28までは少なくとも戻りは続くという形になります。