今日の日経平均は、前日の米国株安や円安基調の一服を受けて、21897円と100円程度安くスタート。
寄り後の9時5分には21840円まで下落しました。
しかしそこからは押し目買いが入り、切り返す方向に。
後場入り後の13時57分には22020円まで浮上し、前日比でプラスになる場面もありました。
その後は日中の高値圏でもみ合いとなりましたが、引けは▲0.06円の22011円と、小幅ながらも下げて終わるかたちとなりました。
昨日まで日経平均は3日続伸だったのですが、今日は4日ぶりに下落でした。
なお、日経平均の下落率はほぼ0%に近かったのですが、TOPIXの同率は▲0.28%で、TOPIXの方がやや下げたという感じの動き方でした。
ただ、売買代金は前日よりも減少となりましたが、3.5兆円台で、商いは活発でした。
19239円(9/8)の安値から始まった上昇相場の中で、最も商いが膨らんだのは昨日の4兆円台でしたが、昨日はTOPIX浮動株比率変更に伴うリバランスの影響等、特殊要因もあって売買代金が増加したという面がありました。
これを除くと、今日は9/8の安値からの上げの中では最も売買代金が膨らんだ1日となりました。
フォロー要因が時を経過するにつれて増えるという感じになっている
なお、これまでの記事で何度も書いてきているように、今回の上げ相場は強いと見ていますので、スタンスとしては当面強気と考えています。
(上げのスピードが速すぎれば、短期的にスピード調整の動きが入るとは思いますが、中期的には上げ方向と考えます)
一応、そのように考える背景は次の通りで、フォロー要因が時を経過するにつれて増えるという感じになっています。
①9/11~13にかけて、上げの初期の段階で三空の上げ(※)が示現している。
9/13「日経平均は3日続伸で、三空での上げが示現。ここでのシグナルは「売り」ではなく「買い」のシグナルとなるのではないか」
(※)以下の記事で書いたように、相場が若い時(上げの初期)に出た、三空の上げは「買い」という見方をしています。
「相場格言「三空踏み上げには売り向かえ」は、売りなのか、それとも買いなのか?」
②10/12にアベノミクス相場以降の高値を2年数ヶ月ぶりに更新している。
10/12「日経平均、TOPIXともにアベノミクス相場以降のザラ場高値を2年数か月ぶりに更新」
③10/23に、日経平均の連騰記録の記録を更新している。
10/23「日経平均は15連騰! 続伸記録はついに歴代最長記録を更新!!」
④売買代金3兆円超えが最近わりとよく出るようになってきており、全般的に相場に盛り上がりが出てきている。