前週末の米国市場でNYダウは▲2.34%と大幅に下落。
ただ、その割には日経平均先物が夜間で下げなかったこともあり、今日の日経平均は21534円で寄り付き、小幅安でスタートしました。
その後、9時38分に21517円まで下げたものの、21500円は割り込まずに切り返す動きに。
14時23分には21737円まで上げ、一時は先週金曜日につけた日中高値21742円に接近する場面もありました。
ただ、同高値を抜ける所まではいかず、+110円の21678円で引ける動きとなりました。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台でした。
商いは盛り上がりに欠ける展開でしたが、前週末にNY市場が大きく下げた割には堅調な推移となった1日でした。
一目均衡表の遅行線も久しぶりに陽転となる兆しが
4/2の記事「 4月相場入りとなるも、商いは今年最低で盛り上がらず。しかし変化の兆しは徐々に出始めてはいる 」で、変化の兆しが出始めていると書いたのですが、NY市場が大幅安となった割には堅調な推移で終わった今日の動きも、この変化の兆しに含まれるものになると思われます。
なお、本日、日経平均がプラスで引けたことで、一目均衡表の遅行線は久しぶりに陽転となる兆しが出ています。
現状では、一瞬陽転となった形になるので、場合によってはこれがダマシとなる可能性もあります。
これがダマシとならないためには、このまま明日以降も続伸で上げてくる必要があります。
明日以降も続伸で上げ、その後、3/12につけた戻り高値21971円も抜けてくると、雰囲気もだいぶ改善してくるのではないかと思います。
現状では調整局面の中の一時的な戻りと見る向きが多いと思うのですが、この先、21971円を超えてくると、24129(1/23)の高値以降続いてきた下値切り下げ型の形から波動の形が変わる事になります。
よって、明日以降も上げを持続でき、21971円の戻り高値を超えられるかどうかという点が目先の大きな注目ポイントになってきます。