本日の日経平均は売り先行でスタートし、前日よりも200円程度安い22404円で寄り付きました。
寄り直後の22410円が日中高値となり、外部環境の不透明感が意識される中、以降は下げ幅を広げる展開に。
その後、昨日は4%近く上昇した上海株が下落したことも投資家心理を悪化させました。
一昨日、昨日は安寄り後に切り返す動きとなったのですが、今日はそのような動きは見られず。
ほぼ一本調子で下げるかたちになりました。
引け前の14時57分に21993円の安値をつけた後、引け値はかろうじて22000円を維持したのですが、▲604円の22010円で終了。
日経平均は10/11の▲915円以来、大幅安で引けました。
本日は値上がり銘柄が79に対して、値下がり銘柄が2015で、ほぼ全面安の1日。
売買代金は前日よりも増加して2.5兆円台でした。
日経平均は22200~22300円を大きく割れた事で、ダイアゴナル・トライアングルが出現して波動転換となるという見方はなくなる
本日、日経平均は下値の抵抗ラインとなっていた22200~22300円を大きく割り込みました。
これにより、10/19で書いた見方(ダイアゴナル・トライアングルが出現して波動転換となる、という見方)はなくなりました。
その代わり、昨日の記事で書いた、24448(10/2)からの調整波動がまだ継続中という見方が有力となりました。
では、その見方が有力となった場合、下値のメドはどの辺りが想定されるかという点に関しては、10/11の記事で書いたように、3/26につけた安値20347円近辺までいく可能性もあると考えています。
なお、現状は24129(2018/1/23)の高値から、以下のような3つの波での調整波動が進行中と見ているので、a波と同じ値幅をc波でも下げるとした場合、下値メドは20666円となります。
a波(下げ):24129(2018/1/23)⇒20347(3/26)▲3782円
b波(上げ):20347(3/26)⇒24448(10/2)+4101円
c波(下げ):24448(10/2)⇒現在進行中
また、c波を細分化すると、以下のような3波構成となり、c-1波と同じ値幅をc-3波でも下げるとした場合、下値メドは20772円となります。
c-1波(下げ):24448(10/2)⇒22261(10/15)▲2187円
c-2波(上げ):22261(10/15)⇒22959(10/17)+698円
c-3波(下げ):22959(10/17)⇒現在進行中
とすると、ざっくり考えると、20500~21000円辺りが今回の調整の下値メドとなるのではないかと考えられます。
(10/11の記事を書いた段階では5波構成での下げとなる可能性を考えていましたが、3波構成で当面の下値をつけるという可能性もあると思います)
なお、仮に今の感じで下がっていくと、順当に考えると来週、もしくは再来週あたりに当面の下値をつけ、目先反発方向に動いてくると考えます。
その他、今日の時点で日経平均EPSは1730円となっているので、仮に同水準のまま日経平均が21000円辺りまで下げるとすると、この場合の日経平均PERは12.13倍となります。
日経平均PERの今年つけた最低水準は12.22倍になるので、それを下回る形となれば、だいぶ割安感は強くなる感じになると思われます。