今日の日経平均は3日ぶりに急反発となりました。
取引開始前にカナダの裁判所がファーウェイのCFOの保釈を許可したと伝わり、米中通商協議の先行き懸念が後退。
日経平均は21348円で寄り付き、200円程度高い水準でスタートしました。
その後は、先物にショートカバーが入った事もあり、一段高の展開となり、大引け前の14時51分に21631円まで上昇。
そのまま日中の高値圏で引け、+454円の21602円で終了となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.7兆円台。
12/4から昨日まで、6日連続で値下がり銘柄が1000を超える動きが続いていましたが、本日は値上がり銘柄1867に対して、値下がり銘柄は213で、久しぶりに値下がりよりも値上がり銘柄の方が多い1日となりました。
昨日のNY市場の動きは冴えなかったが、今日の日経平均は強い展開に
12/5の記事で、「今週、22698(12/3)の戻り高値からの調整が入って底を入れるという可能性も一応考えておこうと思います」と書いてから、それ以降の記事で、今週底を入れる可能性を考えてきていました。
具体的には、12/12~14にかけて底を入れるのではないかと想定していたのですが、昨日つけた安値21062円から反転し、本日は21631円まで上昇する形になりました。
なお、昨日のザラ場高値21279円に対して、本日のザラバ安値は21320円なので、今日は前日よりも40円程度マドを空けて上げる動きになりました。
また、今日の上げで12/7~10にかけて空けたマド(21365~21506円)も埋める動きになった他、引け値ベースで5日線の水準(今日の時点で21430円)も超えてきました。
これらの動きを見る限り、昨日つけた安値21062円で24448(10/2)から継続してきた調整の動きが終わった可能性も出てきました。
なお、ここから反転方向に向かう為には、NY市場の底入れが必須となります。
昨日のNY市場は、高く始まったものの、その後ダレる展開となり、今一つ冴えない動きでした。
今晩のNY市場の動きが強く、それを受けた明日の日経平均の動きも強いとなると、上述したような見方(目先、底をつけた可能性があるという見方)がより強くなってくるので、今晩、明日の動向は注目されるところになります。