朝方は、前日の欧米株安を受けて、売りが先行。
日経平均は50円程度安い21700円で寄り付きました。
昨日、約2カ月半ぶりの高値水準となったこともあり、利益確定売りが出やすく、その後は下げ幅を拡大。
10時48分には160円程度安い21590円まで下落しました。
売り一巡後は下げ渋る動きになりましたが、週末要因もあって様子見気分が強く、戻りは限定的でした。
日経平均は▲98円の21658円で引け、4日ぶりに反落。
売買代金は前日よりも減少して1.7兆円台で、2兆円割れが今日も継続となりました。
騰落銘柄数は、値上がり626銘柄に対して、値下がりが1415銘柄で、4日ぶりに値下がり銘柄が1000を超えでした。
お盆休み明けの8月19日の週以降からは徐々に警戒レベルを上げて行くというスタンスが望ましいのではないか
6/7の記事で、以下のような事を書きました。
①日経平均は2019年の8~10月あたりにかけて最後の戻りを入れる展開となるのではないか
②ピークをつけた後は、1~2年程度かけて下げる展開になるのではないか
③よって、最後の戻りを入れる局面では、株のポジションを減らして現金比率を高めていくスタンスが良いのではないか
この見方は現時点においても変わらずです。
ただ、高値をつける時期については、早ければ8月、遅ければ10月と見ているのですが、当初の想定よりも上げ方が鈍いので、8月あたりに高値をつける可能性もあるのではないかと考えています。
とくに8月の中では、お盆休み明けの8月19日の週以降が一つポイントになると考えています。
というのも、現状、日経平均の200日線は下落方向にあるのですが、8月19日の週以降で日経平均が仮に22500円あたりの水準まで行っているとすると、同線が下落から上げ方向に転換する事になります。
200日線が下向きから上向きに転換すると、中期的なトレンドも下落から上昇へと変化します。
諸々の点から鑑みても、今は本格的な上げトレンドとは言い難いので、200日線が下向きから上向きに転換する可能性は低いのではないかと想定しています。(仮に下向きから上向きに転換したとしてもそれは長くは続かず、短期間で終わるのではないかと考えます)
そう考えると、8月19日の週以降からは徐々に警戒レベルを上げて行く、というスタンスで臨んだ方がよいのかもしれません。