前日の米国株は上昇でした。
これをうけて今日の日経平均は28320円で寄り付き、上げてスタートしました。
ただ、寄り値が日中高値となり、以降は売りに押される展開となり、前引けは▲51円となり小幅下落となりました。
その後、後場に入ると、NYダウ先物が下落してリスク回避姿勢が強まる形となり、更に下げ幅を拡大。
大引け間際に27629円の安値をつけて、最終的には▲534円の27663円で終了。
日経平均は前日に続いて大幅下落で取引を終えました。
売買代金は前日よりも減少したものの、3.2兆円台となり、3兆円の大台超えでした。
直近高値からの下げ幅は1000円を超える
本日の日経平均は28320円で寄り付き、高く始まりました。
しかし、1/27~28にかけて空けたマド(28360円から28542円)を埋めることができず、下落する形になり、後場に入って昨日の日中安値27975円を割り込むと、下げを拡大する動きとなり、昨日の437円に続いて500円以上下げる形となりました。
今日の下げにより、25日線(今日の時点で27892円)も割り込みました。
本日、27629円まで下げたので、28979(1/14)からの下げ幅は1350円となりました。
コロナショック後の安値からの動きでは、23185(6/9)から21529(6/15)までの下げ幅が1656円なので、その時以来の下落幅となりました。
これまで、昨年11/5の記事で、「日経平均の200日線は上向きに転換したので、ここから上昇トレンドが明確に」という記事を書いてから、基本的には上げ方向で見てきました。
ただ、1/27の記事で、「これまで全体相場をけん引してきた半導体関連株などに軟化の兆しがみられるので、やや注意が必要か」ということを書き、基調変化の可能性もあると考えるようになりました。
そして本日、昨日に続いて急落する動きとなったので、16358(2020/3/19)の安値から続いてきた上げ相場は28979(1/14)で一旦ピークアウトし、調整局面入りする可能性が強くなってきたように思われます。
なお、仮に調整局面に入っているとしても、弱気相場に入ったとは見ていません。
中期的なトレンドは上向きと見ているので、中期的な上昇トレンドが続く中における調整局面入りという見方になります。