前日の米国株市場で主要3指数が揃って上昇し、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は3日続伸となり、約2週間ぶりに過去最高値を更新。
これをうけて今日の日経平均は、27653円で寄り付き、マドを空けて上昇してスタート。
10時44分に27817円まで上げ、一時上げ幅は300円を超えました。
その後は戻り売り圧力に押されてやや値を下げましたが、大引けは+237円の27732円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は前日並みで2.3兆円台でした。
8/12につけた戻り高値28279円を抜けてくることができるかどうかが、次の焦点
日経平均はマドを空けて上昇し、25日線(今日の時点で27664円)を上回って引けました。
TOPIXは1934.2で引け、75日線(今日の時点で1931.66)を回復しました。
8/19の記事で、明日安値をつけて次週反転する形になるか? と書いたのですが、日経平均は8/20に26954円で安値をつけてから反発に転じてきています。
波動カウントでみても、2/16の高値30714円からの調整は8/20につけた安値26954円で終了したように見えます。
ただ、現状の波動の形状は、下向きの保ち合いの動き(上値および下値を切り下げながら続く保ち合いの動き)と見れるので、安値を更新した後に一旦反発し、その後、再度安値を更新するという動きを繰り返しています。
ここで問題となるのは、この下向きの保ち合いの動きが8/20につけた安値26954円で終了したかどうか、という点になります。
波動の形状で見た場合、8/12につけた28279円が直近の戻り高値となっています。
仮にここからの反発で8/12につけた戻り高値28279円を抜けてくると、上値および下値を切り下げながら続く保ち合いの動きに変化が生じるということになります。
また、28279円を抜けてくることができれば、一目均衡表の遅行線が来週あたりから明確に陽転してくる可能性が出てきます。
2/16に30714円で高値をつけてから、一目均衡表の遅行線が明確に陽転することはなかったので、この動きが出てくると、2/16の高値30714円からの調整は8/20につけた安値26954円で終了したとする見方が強まってくると思います。
よって、ここからはこのあたりのポイントを注意して見ていくところになるのかと考えます。