前日の米株式市場では、ロシアが外貨建て国債の利払いを実施したとの報道などが好感され、NYダウが4日続伸。
今日の日経平均は26649円で寄り付き、前日終値と同水準でスタートしました。
3連休を控えた週末でしたが、米株高を背景に買いが流入してハイテク株などが買われたほか、期末を意識した配当権利取りを狙った買いも入り、その後も上昇。
大引け前の14時57分に26862円まで上げ、そのまま高値圏で終了。
日経平均は5日続伸で、+174円の26827円でクローズしました。
売買代金は前日よりも増加して4.1兆円台で、4兆円の大台にのせました。
昨年9月14日につけた30795円の高値を目指す動きに
今週は5日続伸となったことで、週足は始値が25338円、引け値が26827円だったので、実体部分が1500円程度プラスの大陽線となりました。
更に、本日は売買代金が4兆円の大台にのせ、底打ち反転の動きがより鮮明になってきました。
先週末の記事で、「3/9につけた安値24681円で底をつけた可能性はある」と書き、
また、今週の月曜日の記事で、底打ち反転の兆しかと書いたのですが、ここまでの動きをみる限り、その見方は正しかったように思われます。
3/9につけた安値24681円で底をつけ、トレンドが上方向に変わってきたとみているのですが、この先、昨年9月14日につけた30795円の高値を目指す動きになると考えています。
なお、この上昇局面で、どこまで戻ることができるのかが、大事なポイントになってきます。
30795円の高値を目指す過程で、その高値に接近するタイミングで上げ方が鈍くなってくるような形になると、2018年から2019年にかけて見られたような動きと似通ってくるので、要注意になると思います。(2018年から2019年の後は、コロナショックもあり、2020年2月~3月に暴落が発生)
ただ、現時点では、まだ反転上昇に転じたばかりなので、警戒度合いを強めるのはまだ先の話になります。
当面の間は、素直にこの上げの流れにのる形が良いのではないかと考えています。