前日の欧州株市場がほぼ全面安商状で、米国株市場でも主要株価指数がいずれも下落。
これを受けて今日の日経平均は33200円で寄り付き、下落してスタートしました。
9時5分に33154円まで下落したのですが、その後は海外投資家とみられる買いが下値を拾う形で戻り歩調となり、14時5分に33657円まで上昇。
そこからやや押し戻されたものの、大引けは+186円の33575円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は3.8兆円台で、商いは引き続き高水準でした。
仮に一旦手じまうとしたら、大きく下落する局面が出現し、誰の目から見ても一旦調整が入ったとみられるところで行うべきではないか
一昨日、昨日と、日経平均は5日線の水準を下回る動きとなったのですが、今日は同線(今日の時点で33505円)を回復する形になりました。
本日、6/14の終値(33502円)を割り込むと、5日線が下向きに転換する形になったのですが、33575円で引けたので、引き続き5日線は上向き基調を維持した形になっています。
今日の時点で75日線との乖離は+13.82%で、引き続き高水準で、やや過熱感も漂っているのですが、地合いが強いので、押し目待ちに押し目なしの動きとなっております。
セオリーで考えると、そろそろ一服が入ってもおかしくないのですが、相場というものは時に行き過ぎた動きとなることもあるので、こういうときは下手に動かず、流れに素直についていくのが得策かと思われます。
おそらく、こういうケースでは、アベノミクス相場初期の2013年5月にあったような、大きく下落する局面が出現し、誰の目から見ても一旦調整が入ったとみられるところまで、行ってしまうのではないかと思われます。
それを恐れて早めに手じまいをしてしまうと、想定外にこの上昇局面が続いた場合にその流れについていけなくなります。
ということで、高値警戒感を感じつつも、今の上げトレンドの動きにのっていくのがベストなスタンスではないかと思います。
なお、仮に一旦手じまうとしたら、先ほど書いたような、大きく下落する局面が出現し、誰の目から見ても一旦調整が入ったとみられるところで行うべきではないかと考えます。