米中が通商協議で原則合意に達したと伝わったことにより、昨日の米国株式市場は最高値
を更新。
為替が円安傾向で推移したことも追い風となり、今日の日経平均は23810円で寄り付き、ギャップアップでスタートしました。
その後も買いの勢いは終始衰えず、14時41分に24050円まで上昇し、24000円の大台を回復すると、そのまま大台を維持したまま取引を終了。
日経平均は+598円の24023円で、大幅高となりました。
本日はメジャーSQ算出日で、SQ算出に絡む売買もあったものの、売買代金は前日よりも大きく増加して3.4兆円台でした。
6日ぶりに2兆円を大台を超えて3兆円台のせとなり、売買代金の水準としては今年最高となりました。
想定よりも少し早く、上昇基調への回帰が開始
昨日の日中高値が23468円に対して、今日の同安値は寄り直後につけた23775円なので、前日よりも300円以上、マドを空けて上昇する形になりました。
日経平均は11/8に23591円で高値をつけてから、23600円が上限となる保ち合いの動きを1ヶ月弱続けてきたのですが、本日は寄付き段階で、直近高値23608(11/26)を突破。
その後も今日は終始買い優勢の1日となり、節目となる24000円台に引け値ベースでのせてきました。
12月9日の記事で、「日経平均は11/8から三角保ち合いが進行中で、上昇基調に回帰するのは来週以降か」と書いたのですが、それよりも少し早く動意づく展開となりました。
本日、年初来高値をつけて、24000円の大台のせとなったことで、12月4日の記事でも書いたように、来年の春先ぐらいまで堅調な展開が期待できる展開になってくるように思われます。
なお、本日の高値は24050円まであったので、次なる節目は2018年1月23日につけた24129円(①)と、同年10月2につけた24448円(②)となります。
今のところ、①と②の高値がいずれも24000~24500円のレンジのところに位置しているので、仮に今日の高値24050円で上げが止まるような形になると、三尊天井といわれるチャートパターンになります。
三尊天井は相場が頭打ちとなるサインとなるので、警戒すべきところになるかもしれないのですが、1ヶ月弱揉み合いが続いた後にレンジを上に抜ける動きとなったばかりなので、ここで上げが失速となる可能性は低いと思われます。
ここからは、上記①と②の高値ラインを抜けて、25000円方向を目指す展開になると考えます。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。