今日は、前日の米国株が上昇した流れを引き継いで、日経平均は22573円で寄り付き、5/2の戻り高値22568円をいきなり抜けてスタートしました。
その後もハイテク・半導体関連を中心に主力大型株への買いが目立ち、買い優勢の展開に。
引け前の14時50分に22769円まで上昇し、そのままほぼ日中の高値圏で取引を終了。
日経平均は+261円の22758円と、終値で2月2日以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復して引けました。
売買代金は前日よりも増加して2.9兆円台でした。
5月に入ってから、22500円台が壁として意識され、なかなかそれを越えられない動きが昨日まで続いていたのですが、本日明確に壁を抜け、やっと動きが出てきました。
なお、5/9の記事「今日も上値が重い展開が続く。決算発表のピーク通過で、来週あたりから動きが出てこないか?」で、
「今週の金曜日に831社の発表があり、ピークを迎えるので、この結果を受けて来週あたりから市場に動きが出てこないか、注目したい所です」
と書いたのですが、来週に入るよりも1日早く、今日から動きが出てきた感じです。
出遅れていたTOPIXも2/27の高値を突破
連休谷間の5/2の記事「連休中にNYダウがレンジ下限から反転する動きとなり、それをうけて連休明けの東京市場は、高く始まる動きにならないかと期待」で、
「NYダウは26616(1/26)の高値からレンジ圏内の動きが続いている。ただ、それも最終局面が近づいている」
と書いたのですが、結果としてNYダウは5/3の23531ドルが安値となり、以降、反発する動きとなっています。
で、昨日の段階で、SP500は一時2726まで上昇。4/18の戻り高値2717抜けとなりました。
(sp500は高値抜けとなったのですが、NYダウは高値抜けとはなりませんでした)
これにより、NY株は上げ基調に転換した可能性が強くなったと考えられます。
NY株が上げに転じてくれば、いずれ日本株にもそれが波及し、22500円台の壁を抜けてくると見ていたのですが、やっと本日、明確に壁を抜け、動きが出てきました。
なお、日経平均が2/27の高値を5/1に抜けてきたのですが、TOPIXは昨日までそれを越えられませんでした。
しかし、今日、TOPIXは1795まで上昇し、2/27の高値1794をやっと超えてきました。
これも上げ優位を支持するフォロー要因となります。
3/26の安値から1ヶ月半程度経過して、上げ優位と見られるフォロー要因が増えてきているのですが、このような点を背景に、5/7の記事「日経平均は22500円近辺で足踏み状態が続くが、これを抜ければ次は23000円方向を目指す展開に」でも書いたように、ここから23000円台回復を狙う展開になってくると考えます。