前日のNY株が急落したことで、リスク回避の売りが先行。
日経平均は21676円で寄り付き、400円以上下落してスタートしました。
その後日中高値は9時3分につけた21703円で、ほぼ一本調子で下げる展開に。
引け前の14時56分に21204円まで下落。
最終的に▲822円の21268円で取引終了となりました。
本日の売買代金は前日よりも増加して2.9兆円台。
値上がり銘柄が34に対して、値下がり銘柄が2072で、全面安の1日でした。
なお、昨日の日中安値が21911円に対して、今日の同高値が21703円なので、本日は前日よりも200円程度マドを空けて下がる形になりました。
本日も急落だが、日経平均PER、新安値、騰落レシオ等の指標はけっこう良い水準まで下げてきている
本日の日経平均は大幅反落で、10/11の915円安以来の下げ幅となりました。
TOPIXは昨日、今年の安値である1645(3/26)を割れたのですが、本日は更に下押しし、一時1597まで下げる形になりました。
昨日の記事でNY市場はまだ底入れしていないので、日本株も更に下押す可能性もあると書いたのですが、昨日NY市場は大幅に下落となり、それを受けて本日の日本市場も大きく下押す形になりました。
現状、日経平均は24448(10/2)の高値から引き続き調整局面が継続中という事になるのですが、本日の下落を受けて日経平均PERは12.37倍まで低下。
今年つけた最低限ラインの12.22倍まで接近してきました。
また、新安値は801となり、今年最多となりました。
新安値は、2016年2月12日に1023という数値があったのですが、その時以来の多さとなりました。
その他では、騰落レシオ(25日)も、売られずとなる70%台の水準に接近し、81.37%まで低下してきました。
これらの逆張り指標を見る限りでは、今日の下落により、けっこういい水準まで下げてきたという事が言えるのではないかと思います。
なお、10/11の記事で、「今回の調整は20347(3/26)近辺までいく可能性もあると考えられます」という事を書いたのですが、
現状では10/23の記事で書いたように、日経平均の下値メドとしては、20500~21000円程度を想定しています。
本日、日経平均はザラ場安値で21204円まで下げてきているので、もう一段下げてくると下値の想定ラインに届いてくる形になります。
なお、これも10/23の記事で書いたように、下値をつける時期としては来週~再来週を想定していますので、24448(10/2)の高値からの調整局面は現時点においてけっこういい所、感覚的には8~9合目ぐらいの水準まで来ているのではないかと考えております。