前週末の米株式市場では、米追加経済対策の成立への期待が膨らみ、NYダウが92ドル高と5日続伸。
これを受け、今日の日経平均は28831円で寄り付き、50円程度高い水準でスタート。
その後大口の買いが流入し、上げ幅を拡大。
1/14につけた28979円の高値をあっさりと抜けると、15時に29400円の高値をつけるまで一貫して上昇。
大引けは+609円の29388円で終了。
日経平均は大幅高で続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.3兆円台で、先週末に続いて3兆円の大台を超えました。
1990年8月以来、30年6か月ぶりに29000円台を回復
本日は大幅続伸で、日経平均は1990年8月以来、30年6カ月ぶりとなる29000円台を回復して終了しました。
このところ先駆した成長株に軟化する動きが続いている点は動きとして気になる、と見ていましたが、2/2に「1/27~28にかけて空けたマドを完全に埋めてくると、再度高値を更新してくる展開となる可能性も出てくる」と書いた後、その翌日にマドを完全に埋める形で上昇。
その後、1日下落を挟んで続伸となり、本日あっさりと直近高値を抜けて29000円台の大台を回復する形になりました。
このため、注意が必要かと見ていた見方は、杞憂に終わりました。
今年は昨年3月の安値16358円からの上げの反動がどこかで出るとみていますが、28979(1/14)で高値をつけたとみる見方は早計でした。
なお、今後に関しては、3万円の大台に接近してきているので、普通に考えると大台到達前に足踏みとなる可能性が高いのではないかと思うのですが、1/14につけた28979円の高値をあっさりと抜けてきていたりするので、3万円の大台も場合によってはあっさりと到達してしまうかもしれません。
上値追いの勢いがある中で上値予想をしてもあまり意味がないので、この勢いがどこまで続くのかを見ていく局面になると考えます。